
今回は、こんな疑問にお答えします。
目次
記事の信頼性
前職では1,000人以上の方と転職相談をしてきました。
人材紹介会社にいた知見を活かし、年収を大幅に上げ希望の会社に転職。
今回は「転職活動を始めたいけど、出身大学がFランクだから不安」という方向けに、記事を執筆します。
それでは、なぜ、転職市場では学歴は関係ないと言えるのか?という点について、元転職アドバイザーの視点からご説明いたします。
今回は、過去に転職活動をお手伝いした私の友人に、転職活動の経験をヒアリングすることが出来ました。
そちらの、転職体験記もあわせてご覧ください。
それでは、早速参りましょう!
転職成功に出身大学は関係ない理由 2選
それではまず、転職市場においては新卒就活と違い、なぜ出身大学は関係ないのか?について解説します。
転職成功に出身大学は関係ない理由2選
- 転職と新卒就活では、採用したい人材像が違う
- 有名大学出身者 = 仕事が出来る ではない
①転職と新卒就活では、採用したい人材像が違う
大前提覚えていただきのは、転職と新卒就活とでは、明確に獲得したい人材像が異なります。
まず、新卒就活で重視されるのは、基本的に以下のポイントです。
新卒就活の重視ポイント
・企業の価値観,考え方にマッチしているか
・最低限の地頭力(=学歴)
・活躍が予想できるポテンシャル
つまり、少し乱暴な言葉で表現すると「採用しても、(面接官自身が)上司に怒られなさそうな人」です。
ん?と思われる方もいらっしゃると思うので、少し具体的なイメージでご説明します。
仮にあなたが面接官だとして、内定の最終判断を任せられてたとします。
目の前に、東大生とFランク大学生がいるとしましょう。
あなた的には、Fランク大学生の方がコミュニケーション力もあるし、営業をやらせても売れそうと思ったとしても、
Fランクの学生を採用するでしょうか?恐らくしないと思います。何故なら、「東大生の方が活躍しそう」「東大生を採用しておけば、"なぜFランクの学生なんて採用したんだ!"と怒られることはない」と考えるからです。
つまり、社会経験のない学生を採用するときは、総合的な要素(学歴、能力、スキル、人となりetc)を見た上で、活躍する可能性の高そうな方を採用します。これが、社会人経験のある人を採用する転職市場と、大きく異なる点です。
まとめ
新卒就活で採用されやすい人 = 総合的な要素を踏まえ、活躍する"可能性"が高い人。
では、転職市場はどうでしょうか?
元プロの転職アドバイザーの視点から、転職市場で採用されやすい方の特徴をお伝えします。
転職成功のポイント
・実績(=仕事の成果)を再現出来ること。
・空いた穴を埋められるスキル,経験を持っていること。
・最低限の会社の文化,価値観へのマッチ
この3つです。新卒就活と比べて、スキル・実績ベースになっているのがお分かりいただけたかと思います。
つまり、学歴という曖昧な指標から仕事が出来るか否かを判断するより、
既に前職で仕事をしているため、そこでの成果から判断するのが、転職における面接官のスタンスです。
まずは、この違いを理解いただければ、多少は不安を払拭出来ます。
まとめ
転職で採用されやすい人 = 前職での実績・成果を再現出来そうな人
②有名大学出身者 = 仕事が出来る ではない
有名大学出身者のような頭脳明晰な方が、全員仕事が出来る人とは限りません。
もちろん、営業では活躍できないが、マーケティングや企画など、思考力が必要となる職種では活躍出来るという場合はあります。この逆も然りでしょう。
つまり、当たり前のことではありますが。勉強が出来る人=仕事が出来るの式は成り立ちません。
この事実を知っておけば、転職活動をする際に「大企業なんて、頭が良い人が行く所だ...」と卑下することはなくなるでしょう。
余談ですが、転職において、この自信を持つという、強いマインドも重要になってきます。
覚えておいて!
Fラン大学出身でリクルートへ転職成功した人の話
リクルート内定者へインタビュー!
●自己紹介


●Yさんの転職戦略について

よくありがちなのが、転職活動を1〜2ヶ月のスパンで行うケースです。そのタイミングでの出ている求人から、その時の自分の能力・実績を持って転職活動を行う必要があるため、どちらかというと選ばれる側の求職者になりがちです。
私の場合は、転職活動を準備〜内定まで約1年間かけて行いました。行きたい企業が求める能力・実績を積むための準備期間から、エージェントとの書類・面接準備等、入念な準備をして臨んだのが、大きな勝因だと考えています。

ポイント①
・転職活動は半年〜1年間の長期スパンで動いていく。
・現職での仕事を通して、行きたい企業の「求める人材像」になるための動きを取る。
●転職活動期間の具体的な内容

私は、勤務の友人や先輩がいなかったので、Linked inやFacebookなどのアプリから直接コンタクトを取りお話を聞きました。その後、半年間程の時間をかけて、営業の実績作りにコミット、そしてリクルートが求める「当事者意識が高い人」になるための動きを取って行きました。
十分に自己アピールネタの準備が整った段階で、転職エージェントに登録。書類や面接通過のための準備を、入念に行って行きました。

参考:Linked in = ビジネス特化型のSNS

ポイント②
・志望企業が求める人材像になるための「実績作り」期間を設ける
・自己PRネタが整ったら、転職エージェントへ登録
●書類や面接で意識したこと


ポイント③
・これまでの意思決定の背景を、言語化すること。(=Why思考)


Fラン大学出身者が転職で意識するべき3つの点
それでは最後に、Fラン大学出身者が転職で意識するべき3つの点をご紹介します。
Fラン大学出身者が、転職で意識するべきポイント3選
- 転職希望先が欲しがるスキル / 経験を身につける
- 転職先でも再現可能な実績を作る
- タイミングを意識する
①転職先が欲しがるスキル/経験を身につける
まず一つ目は、転職先が求めているスキルや経験を身につけ、実績を積んでおくということです。
転職活動を始める前に、自分の行きたい会社の採用要件ページを見に行き、どういった能力や経験を持った人材を募集しているのか?を、必ず把握しておきましょう。
今の自分では要件を満たさない場合は、満たすための行動を現職で起こすことから始めてください。また、別の方法としては、一度別会社に転職した上で、その会社で、本当に行きたい会社が求める力を身につけるという方法もあります。(※この場合、約3年間〜の長期的な転職活動と考えてください)

そんな方のために、短期間でスキルを身につけ転職をする上で、より需要の高いスキルをご紹介します。
以下2つのITスキルは、インターネットを使った仕事であれば、殆どの会社で需要があります。
あなたの"好き"や”得意”を下記のITスキルと掛け合わせ、希望の業界や会社への転職を叶えていってください。
短期間で転職成功するポイント
自分の"好き"・"得意"と、ITスキルを掛け合わせる。
ITスキル① プログラミングスキル
1つ目は、プロルラミングスキルです。
昨今、プログラミングスキルは重要だー!と言われ続け飽和状態なのでは?と思われがちですが、いまだに需要が大きいスキルの一つです。
「プログラミング=難しい」「文系はプログラミングなんて無理」と考える方もいると思います。その気持ちはとてもわかりますが、今は0から初めても、懇切丁寧に教えてくれ、転職のフォローまでしてくれるプログラミングスクールも存在します。

実際に担当者と話をしてみて、「プログラミングは自分に合わない」ということがわかるだけでも、大きな収穫だと思います。説明会や個別相談に一歩踏み出すことは、誰でも無料で出来ます。まずは、一歩踏み出してみてください。
「プログラミングは難しい!」と毛嫌いせず、まずは飛び込んでみる。合わないと感じても、それも収穫。
本気でおすすめするプログラミングスクール2選
〜まずは無料相談へ踏み出してみよう〜
TECH CAMP
TECH CAMPは、株式会社divが運営するプログラミングスクールです。
ご存知の方もいるかもしれませんが、Youtubeでよく見る「マコなり社長」が代表取締役を勤める会社ですね。
未経験からでも、短期間でプログラミングスキルを身につけることに特化したスクールです。
個別サポートから、転職保証まで付いているので、未経験の方にも安心して受講できる環境が整っています。
メモ:政府の給付金制度活用で、受講料が最大70%OFF!今がチャンスです
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tech boost
tech boostは、直近の調査で「キャリアサポート満足度の高いプログラミングスクール 1位」に輝いた、エンジニア養成に特化したプログラミングスクールです。
あなたの目的に合わせて学習スタイルを選択できる、オンライン対応型のプログラミングスクールです。
講師は全員現役エンジニアで、エンジニアとしての転職サポートに特化しているため、エンジニア一本で転職を目指している人にとっては、tech boostがおすすめです。
メモ:転職サポートに強いのは、tech boost!
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ITスキル② webマーケティングスキル
2つ目は、webマーケティングのスキルです。
webマーケテイングって、どんなスキルなの?とよく質問があるので回答すると、一言で言うと「web上で、商品が売れる必然性を作ること」です。もっと簡単に言うと、web上において物が売れる仕組みを作っていくのが、webマーケターの仕事です。
webマーケターといえど、全てのマーケテイングスキルが出来る必要がありません。
データ分析や広告運用、SEOやSNS運用など、企業によって需要のあるスキルは異なります。
あなたに合ったスキル獲得を目指していきましょう!
マケキャン by DMM.com
マネキャンは、DMMグループが運営するwebマーケティングスクールです。
未経験特化型のカリキュラムにより、転職後に活躍する生徒が多いのが特徴の一つです。
このスクールの最大の特徴としては、専門のパーソナルキャリアトレーナーが、あなたの転職を支援する点です!
やはり、転職のプロに支援してもらうか否かで、その方のその後の人生が大きく変わります。
よって、こういったスクール選びをする際は、転職のプロが支援してくれるか?という点を重要視しましょう。
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②転職先でも再現可能な実績を作る
Fランク出身の方が転職で意識するべきポイント2つ目は、「転職先でも再現可能な実績を作る」ということです。
こう聞くと、何か壮大な実績を残さなければいけないのか?と気負いしてしまいますよね。
安心してください。そんなことはありません。
先ほどの話しに近いですが、小さい実績でも、その実績を作るに当たり行動した背景を深ぼることが大切です。
この作業を行うことで、具体的な行動を抽象化し、他の会社でも応用出来る余地はないか模索することが出来ます。
ポイント
小さな実績でもOK!大事なのは、どう考え動いたか?を次の会社でも再現できるよ!と伝えること。
③タイミングを意識する
最後に、「タイミングを意識する」ことです。
もしかしたら、これが転職成功における一番重要な要素かもしれません。
というのも、新卒就活や転職は少なからず「運」の要素もあるということです。
たまたま面接官との相性が悪かった....
希望する部署の求人が埋まってしまった....
こんな事例はザラにあります。
先ほど、リクルート内定者の知人Yさんも仰っていましたが、だからこそ「転職は長期戦」を意識することが大事なのです。
事前にO B・OG訪問をして、求人が出るタイミングを把握しておくのも戦略の一つかもしれません。
つまり、大事なのは、運要素で転職失敗する確率を、極力下げていくこと。これは準備の段階で可能です。
運要素を極力排除する事例を下記に並べておきますので、参考にしてみてください。
<転職における運要素を排除する方法>
・求人が出るタイミングを把握しておく。
・1次〜最終までの面接官の役職・名前等を把握しておく。
まとめ:Fラン大学出身でも、転職成功は戦略次第
ここまでご覧いただき、ありがとうございました。
本記事で紹介したように、まずは、何故Fランク大学出身でも転職成功できるのか?という前提を知ること。
次に、具体的にどう行動に落とし込むのが最適なのかを知ることが大切です。
もう、やみくもに転職活動を行うのは辞めましょう。
転職は長期戦を覚悟しつつ、焦らず、ゆっくり進んでいきましょう!
私も、転職活動を頑張るあなたを全力で応援します!