
就活で不採用が続くと、メンタル的にキツくなりますよね。
今回は、そのような状況の就活生向けに、メンタル崩壊を防ぐどころか気持ちが晴れる内容をお送りいたします。
結論、就活中にメンタルを安定させるためには、"就活の真実"を理解し、自分軸で進めていくことが大事です。どういうこと?を思われる方は、是非読み進めてください。
目次
記事の信頼性
前職では1000人以上の転職相談を行い、転職先のご紹介を行ってきました。
自身も人材紹介会社での知見を活かして、希望の会社に年収を200万UPさせ転職に成功しています。
今回は「就活辛すぎて、メンタル崩壊しそう・・・」という方向けに、私がキャリアアドバイザーとして働いてい際に、実際に就活生に伝えていたことを漏れなくお伝えいたします。
今回の話を聞いたことにより、自分に自信を取り戻し、その後納得就活を送れた方が何人もいらっしゃいます。是非、最後までご覧ください。
私の例を簡単にお伝えします。
【実話】あとむの新卒就活
私は、いわゆる「新卒就活失敗組」です。選り好みした20社を自信満々で受けて、なんと内定は1社のみ。
伸び切った鼻を折られ、人生で一番屈辱な瞬間でした。
そんな私でも、新卒で入ったベンチャー企業にてトップセールスになり、現在では誰もが知る(CMで毎日のように流れている)IT企業に転職を果たしています。転職の時に受けた会社はここだけでしたが、確実に受かる自信と根拠がありました。
この経験から言えるのは、「新卒の就活が全てではない」ということです。
この事実をまずは覚えておいてください。

それでは、まず精神的に辛くなる理由から見ていきましょう!
就活でメンタルが崩壊しそうになる理由 4つ
まずは、メンタルが崩壊しそうな理由を把握していきますしょう。
メンタルが崩壊してしまうと、「なぜメンタル崩壊したんだろう・・・?」なんて悠長なことを考えている余裕はありません。崩壊してしまう前に、どういった要因がメンタル崩壊を招くのかを知っていれば予防に繋がります。
「メンタル崩壊しないこと」が一番重要なので、まだまだ就活始まったばかりの方や、元々メンタルが弱い...という方は、ぜひご一読ください。
理由①:周りと比較するから
1つ目は、「周りと比較してしまうから」です。
大学の同期や、就活で知り合った仲間の内定報告を聞くと、自分だけ内定もらってない・・・と焦ってしまいがちですよね。気持ちはとてもわかりますし、実際に私もそうでした。
ですが、ここで思い出して欲しいのは、就活のゴールについてです。ゴールを見失うと、とりあえず内定が取れればいいや!という間違った方向に進んでしまうため、それだけは避けていきましょう。
就活のゴールを見失わない!
就活のゴール = 自分のビジョン・夢を叶えられる仕事を見つけること。
自分のビジョン・夢を叶えるための就職なので、そこに早く内定したかどうかは一切関係ありません。最終的にあなたが希望する業界、会社に入れれば問題はないはずです。
この点を理解した上で、周りの就活状況と比較するのは今後やめましょう!
理由②:前に進んでいる感覚がないから
2つ目は、「前に進んでいる感覚がないから」です。
内定が一つも取れていないと、就活が前進しているとは感じ辛いですよね。この感情を取り除くためにも、就活序盤〜中盤の面接活動に関しては、「本命までの練習試合」や「本命の会社にまだ出会えていないだけ」と捉えてみるのも一つの手です。
様々な試行錯誤から得た知見や経験は、就活終盤戦を生き抜く力となるので、今は辛くても中長期的視点を持って就活に臨みましょう!
理由③:面接官の言葉に傷つく
時に面接官の心無い言葉に、傷ついてしまった方もいるかもしれません。
「あなたを採用する理由がないんだよね」「学生時代なにしてきたの?」「もっと思考したほうが良いよ」...など。
これはまだ軽いほうで、人格否定に近い言葉を浴びせられたかたもいるかもしれません。
ただ、そういった言葉を言われたときは、むしろラッキーだと思いましょう。面接官という立場もわきまえないで、相手の視点に立った発言が出来ない社員がいる時点で、入社しても辛いだけです。不快な言葉を浴びせた面接官が、上司になるなんてこともありえます。
こういったケースは、早々に見切りをつけましょう。
あなたを欲してる企業は、他に必ずあります。目の前の一社にこだわり過ぎないように。
理由④:自己否定におちいってしまう
メンタル崩壊に陥る最大の理由が、この「自己否定におちいってしまうから」です。
就活は、内定の数や速さという観点でいくと、明確に他人と結果の差が出るものです。また、就活を通して自分に自身が持てなくなる人がいるのも事実です。
これらが要因となって、自己否定におちいってしまうケースがあります。
就活中は自分は何も出来ないんだ...と思いがちですが、正しい自己分析を行えば、必ずあなたにしか出来ないことや、見えてくる強みや魅力があります。
自己否定におちいってしまうために、まず自己分析を通して自分のぶれない軸を確立しましょう。

就活の真実を知っておく
それでは、転職アドバイザーとして就活業界に身をおいてきた私が、就活の真実についてお話しします。
もちろん下記で説明したことが100%そうだとは言いません。ただし、往々にして当てはまる3つをお持ちしました。
この真実を知っておくだけでも、就活に対する考え方が洗練され、一喜一憂することなく進められます。
注意ポイント
就活に絶対はない。傾向として頭の片隅においておきましょう。
就活は運50%, 実力50%

実は就活は運の要素が大きいです。人が人を選ぶという行為なので、そこには属人的な感情や偏った思考が介在します。よって、いくら採用要件として会社で決められていたとしても、面接官の好き・嫌いなどで判断されるケースがあるということです。
その時の面接官との相性、その年受けた会社の業績や採用人数などなど...
よって、面接に落ちたときは、もちろん振り返ることも重要ですが、「運が悪かったんだな〜」程度に考えておきましょう。
NIKKEI U22就活様の大企業 人事部長の方ですら、「就活は運」とインタビューで答えています。つまり、本音はそういうことなんです。
引用:https://style.nikkei.com/college/DF131120184476
覚えておいて!
就活は運が半分だからこそ、残り50%の実力を最大限上げておくことが重要。運だけに頼る就活はNG。
面接官は王様

そういった論調はもちろんあります。少なからず、就活生も会社を選ぶ立場にあるからです。
ただし、面接官に"選ばれる"ことがなければ、あなたが内定を獲得することは出来ません。つまり、シンプルに考えると、面接官のさじ加減次第でいくらでも結果を操れるということです。
よって、私はわかりやすく"面接官は王様”という表現をしています。王様が喜ぶネタ、つまり、相手にとってのトロを提供してあげましょう。
トロとは、相手が喜ぶ回答内容のことです。相手がどういった人材を欲しがり、どういった指向性やスキル、経験を伝えれば喜んで合格をあげたがるのか?を事前に把握した上で、面接で披露することが重要です。
面接官にとってのトロを準備するためには、OB・OG訪問を通してヒアリングが重要です。近日公開する記事を参考にしてみてください。
中途の方が入りやすい会社もある
これは本当は言いたくなかったのですが... 就活生の人生という観点で見たときに、必ず有益な情報になると思ったのでお伝えします。
新卒就活時に「難関企業」と言われる会社の中でも、中途採用では意外と入りやすい会社は存在します。伝統ある国内大企業の場合だと、そういったケースは少ないですが、特にメガベンチャーと呼ばれる会社群や外資系企業の場合だと、大量に中途採用を行っているケースが多いです。
よって、もし新卒では落ちたけど中途でどうしても入りたい!という企業がある場合は、希望企業の中途採用求人を見ておくことをおすすめします。どういった要件を満たせば、中途採用でエントリーできるのかを知っていれば、新卒で行く会社も容易に絞れてきます。
これは裏技中の裏技なので、聞かなかったことにしてくださいね。
メンタル崩壊を防ぐ方法
それでは、次に就活でのメンタル崩壊を事前に防ぐ方法をお伝えします。
就活を成功させるためには、その短い期間に能力を伸ばしたり経験を積むよりも、いかにマイナスの影響を潰していくか?という視点が重要になってきます。着手が難しい内容はないので、出来ることからトライしてみましょう!

丸一日休む日をつくる
まず、休みましょう。
すぐに休みましょう。
誰も、あなたが歩みを一時停止させることを、とがめる人はいません。
「まずいかも・・・」と感じたら、とにかく何も考えず、スマートフォンの電源を切ってしっかり休息を取ってください。
メンタル崩壊寸前の状態とは、コップに水が満杯にそそがれ溢れ出しそうな状態と一緒です。
少しの揺れや、更なる水を与えることで溢れ出してしまいます。
これは精神状況もまっとく同じくです。
とにかく、時間をかけ、ゆっくり休んでください。
ポイント
辛い時は、とにかく休む。情報もシャットアウト出来るとGood!
プロと話す
特に「プロと話す」ことが一番重要です。
なぜなら、メンタル崩壊に陥る際の一つの要因として「思い込み」や「間違った情報」などによる、自信喪失が挙げられてます。
もしプロに正しい進め方を教えてもらえていれば、こういった問題は起きにくいです。
また、そもそも何をしたら良いのかわからない・・・!という方ほどプロと話すべきです。
転職や就活エージェントは、基本的に無料で利用出来るので、まずは気軽に登録して相談してみましょう。1歩踏み出すだけでも、だいぶ状況は変わります。
近々、おすすめの就活エージェントをまとめた記事を執筆します。
是非、そちらを参照してみてください!
SNSの情報を真に受けない
最近、Twitter等で就活アカウントをよく見かけますが、ここで起こるのがマウント合戦。
「○○に早期内定した!」「ここの人事と繋がった」など、自分が見えている世界とは別世界かのような出来事が、就活アカウント界隈で行われているように見えます。
ただし、ここで注意してほしいのが2点あります。
Twitterの就活界隈 注意ポイント
①フォロワーを増やすために誇張している
②超優秀な層が自己承認欲求を満たすために発信している
というケースが多いといくこと。流れてきた情報を鵜呑みにせず、仮に内容が本当だとしても、自分のペースを崩さないようにしましょう。自分は自分、人は人です。就活のGoalに、早いも遅いもありません。
内定者=優秀と捉えない
最後にお伝えしたいのが、"内定者=優秀ではない"ということ。
これはよく勘違いしてしまう方がいるので、声を大にして伝えたいです。
早期に内定している人や名だたる企業に内定している人を見ると、「優秀だな〜。私なんか・・・」と思ってしがいがちです。就活当時は私もそうでした。
ただし、内定だけなら、正直テクニック論だけで勝ち取れます。加えて、内定が取れた=その企業で活躍出来る というわけではありません。大事なのは自分が「心の底から入りたい」と思える企業で、長くやりがいを持って働けることが一番重要です。
仮に、あなたが大企業だけど自分のやりたい事ではない仕事内容の会社に入っても、本当に幸せと感じられるでしょうか・・?恐らく、幸せには感じないと思います。
それが、本当にあなたの就活のGoalなのか?は、しっかり考えながら就活を進めていきましょう。
就活で強い精神力を持つ方法:ぶれない自分軸を持つこと
最後に、これまでのお話を一言でまとめると、
確固たる「自分の軸」を持って就活をしてみてください。
他人の考えや価値観は、あなにとって正であるとは限りません。
自分が正しいと感じたことを、納得するまでやり切ってみましょう。
その先に、きっと、道は開けるはずです。