
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
・第二新卒に求められている要素を知る
・第二新卒の転職に失敗しないコツ5選
目次
記事の信頼性
前職では1,000人以上の方と転職相談をしてきました。
人材紹介会社にいた知見を活かし、年収を大幅に上げ希望の会社に転職。
今回は、第二新卒で転職を始めようとしている方に向けて、「第二新卒で転職を成功させるポイント」についてお話していきます。
転職活動が初めての人にとっては、転職活動と新卒就活の違いや、動き方に悩む方が多いと思います。
ただし、"転職成功へのコツ"を最初に抑えることで、成功確率がグッと上がります。
実際に私は、元転職アドバイザーの知見を活かして、"転職成功のコツ"を愚直に抑えたことで
希望の会社1社のみ受けて、内定をいただきました。
転職活動を考えている人や始めたばかりの人は、是非この"コツ"を試してみてください。
それでは、早速ご紹介していきます!
第二新卒に求められている要素を知る
まずは、大前提として、第二新卒に求められいてい要素についてご説明します。
能力よりポテンシャルをアピールする
企業の人事の方は、第二新卒に対しては、基本的に能力よりもポテンシャルを重視しています。
※突出したプログラミングスキルや、前職でTOPセールス級の営業実績を叩き出したのであれば、話は別です。
よって、無理に自分を大きく見せようとしたり、実践では使えないスキルをアピールしても、
プロの面接官であれば、すぐに見抜かれます。

では、「活躍する見込み」とはどのようにアピールすれば良いのでしょうか。
実は、このアピールを行う上で、大事な観点が2つあります。
ポイント
・その会社で活躍している人の共通点を知る
・企業が求めている人材像を知る
ビジネスの世界において、「これがあれば活躍できる!」なんていう魔法の杖のような物は存在しません。
その業界、その会社によって、活躍する人の素養は異なってきます。
よって、まずはその会社で活躍していた方の記事を見たり、実際にOB・OG訪問を重ねながら、どういった共通項(長けているとポイント)があるのか?を見極めてみましょう。
※わからない場合は、是非、質問してみましょう。
質問例:「株式会社○○で活躍している人の特徴を教えてください。」「どんな人と一緒に働きたいですか?」
転職理由を適切に答えられるようにする
「そんなの当たり前じゃん!」と思うかもしれませんが、意外と転職理由を"適切"に答えられる人は多くありません。
転職理由は人によって千差万別かと思いますが、ポジティブな理由でもネガティブな理由でも問題はないです。
何故なら、面接官が知りたいのは、「なぜその意思決定に至ったのか?」という思考プロセスの部分だからです。
改めて、第二新卒はその会社で活躍出来るかの「ポテンシャル」が見られています。
転職理由がネガティブなモノであれ、あなたが悩み、もがき苦しみ、勇気を振り絞って出した決断は、
必ず面接官に伝わります。この経験を生々しく語れることで、「この子は強い」と思わせましょう。
ポイント
適切な転職理由=意思決定の背景を、明確に語ること。
具体的な将来設計を語る

具体的な将来設計は語れるに越したことはないですが、正直受ける会社によります。
ただし、過去多くの求職者と面談しましたが、確実に内定を獲得していた方は
「転職した会社で、どんな仕事を通して、どんな自分になりたいのか?」をしっかり言語化できていました。
ポイント
転職を通して、何を叶えたいのか?どんな自分になりたいのか?を言語化する。
第二新卒の転職に失敗しないコツ5選
第二新卒に求められる要素をインプットしましたので、これから「転職に失敗しないためのコツ」を紹介します。
結論から先に伝えると、以下の5つです。
転職に失敗しないコツ5選
①徹底した自己分析
②現職 or 前職での行動の背景を明確化
③実績に再現性を持たせる
④転職後になりたい姿を言語化
⑤譲れない条件を決める
①徹底した自己分析
1つ目は、徹底した自己分析です。
ここで言う"徹底"とは、漏れなくダブりなく行うと言うこと。
では、実際にどうやって”徹底”した自己分析を行うのかと言うと、
下の「9BOX」と呼ばれる自己分析シートを使うことです。
使い方
このシートの埋め方は、とてもシンプル。
番号の順に埋めていきましょう。
❶未来×自分
└例:人生を通してやりたいこと/スキルを身につけて実現したいこ
❷過去×組織
└例:過去に所属していた会社/インターン先/バイト先での役割,業界など
❸過去×影響
└例:前職や学生時代に、自分の仕事や活動を通して影響を与えた人
❹過去×自分
└例:過去の出来事と醸成された感情,獲得したスキル,原体験など
❺現在×自分
└例:未来の目的を達成する上で、今自分が取り組むべきこと
❻現在×組織
└例:現在所属している組織での仕事内容
❼現在×影響
└例:今の仕事を通じて、影響を与えている人などの対象
❽未来×影響
└例:将来影響を与えたい対象
❾未来×組織
└例:未来の目的を達成できる場所/会社/業界
9BOXに関しては、別途詳しく記事にします。
もし9BOXに関して質問等がある方は、お気軽に私のTwitterアカウントまでDMしてください!
②現職・前職での行動背景を明確化
2つ目は、現在(前職)の仕事において、あなたが自発的に動いた仕事やタスクがあれば、その行動背景を明確にしておきましょう。
何故なら、基本的に面接官が見ているポイントは「ポテンシャル」と「その企業文化に合うか」と言う点だからです。
とは言っても、「その企業文化に合うか」と言う点にピンっと来ていない人もいると思います。
こちらの具体例をご覧ください。
具体例
●行動内容:まずは、お客さんの不満を聞くことに徹した。何故なら、営業の都合ではなく、お客さんが真に困っていることを引き出しあげたかったから。
➡︎傾聴力,寄り添い力,ヒアリング力,課題特定力をアピールできる。顧客ファーストやヒアリング力がある人を求める会社に有効(ex.人材紹介会社,小売,)
こうした具合に、あなたが志望する会社がどういった人材を求めているか?をわかっていれば、後は、あなたの行動内容と背景を、会社が求める人材像の型にハメていくだけです。
③実績に再現性を持たせる
3つ目は、実績に再現性を持たせることです。実績と言うと壮大な印象がありますが、必ずしも規模が大きいことである必要はありません。
「自分が提案した○○と言う案が、社内で採用されました」とか、「業務効率を図るために、○○を実施しました」なども立派な実績です。
さて、本題に入りますが、よく陥りがちなパターンなのですが、「MVPを取りました!」や「1000万円売り上げました!」「提案した○○が社内で導入されました!」と言う実績には、なんの価値もありません。
面接官が知りたがっているのは、その実績を、次の会社でどう再現し貢献できるのか?と言うこと。
あなたの実績を効果的に伝えるために、実績を作るまでのプロセスや工夫したこと、次の会社ではどう再現できそうか?については、しっかり考えておきましょう。
ポイント
実績に価値はない。重要なのは、その実績に至るプロセスに再現性を持たせること。
④転職後になりたい姿を言語化
4つ目は、転職後になりたい姿を言語化しておくことです。
自己分析パートで紹介した、❶未来×自分のパートの部分です。このパートは、自己分析の中で最重要パートなので、改めて説明させていただきます。
下記の図をご覧ください。
あなたの「なりたい姿」を設定したら、現状のあなたの姿に対して、転職すれば叶えられるのか?という視点が大切です。
転職をすることが目的ではなく、転職という手段を通して「あなたの理想の姿」になることが目的です。
ここを履き違えてしまうと、入社後のGAPに苦しみます。
時間をかけて取り組みましょう。
⑤譲れない条件を決める
最後は、あなたの譲れない条件を決めるということです。
残念ながら、給料が高く、ホワイトで、家から近くて、人間関係も良く、福利厚生も充実している会社はなかなかありません。
あるのであれば、相当な倍率か入社難易度が高い傾向にあります。
よって、自分の中で大切にしたい要素を明確にして、優先順位を決めることがとても重要です。
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、面談を通してこの要素の優先順位を見極めています。
この優先順位が曖昧だと、アドバイザーから提案される求人の質(=あなたとのマッチ度)が落ちるので気をつけてください。
ポイント
希望条件に優先順位をつけること。
まとめ:第二新卒に求められている要素を知り、適切な準備をする!
今回は、第二新卒に求められいる要素と、失敗しないためのコツを5つ紹介しました。
この5つは、転職活動に失敗しないための"最低限"の行動だと思ってください。
元人材紹介会社の視点から見ると、この5つを実践するだけで、転職市場の中でもかなり優位に立てます。
是非、実践に移してみてください。